Android 端末の画面を PC に表示し、操作することができるアプリケーション
USB または TCP/IP 経由で接続された Android デバイスを PC にミラーリングし、PC のキーボードとマウスでデバイスを制御できるようにするアプリケーション。Android の操作のほかに、ファイルの転送やテキストのコピーなどを行うこともできます。
scrcpy の概要
scrcpy は、USB 接続 (または TCP/IP 経由) を通じて Android デバイスを表示および制御するためのアプリケーションです。
scrcpy の機能
scrcpy で利用できる主な機能の一覧です。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| メイン機能 | Android 端末のミラーリング |
| 機能詳細 | ・Android の画面を PC にミラーリングします。 ・マウスやキーボードによる操作が可能です。 ・ドラッグ&ドロップによる Android へのファイル転送。 ・テキストのコピー、貼り付け（両方向）。 |
Android 端末の画面を、PC 上にミラーリング表示します
scrcpy は、USB または TCP/IP 経由で接続された Android デバイスを PC にミラーリングし、PC のキーボードとマウスでデバイスを操作できるようにするアプリケーションです。
優れたパフォーマンス (30 ～ 60fps) と品質 (1920 × 1080 以上) を提供します。遅延が短く (35 ～ 70 ミリ秒)、起動時間も非常に短い (1 秒未満) のが特徴です。
端末をパソコンから操作できます
scrcpy は、Android デバイスに何もインストールせずに利用可能で、アカウントも不要で誰にでも無料で使用できます。
scrcpy は、少なくとも API 21 (Android 5.0) を備えた Android デバイスで動作し、デバイス上で「開発者向けオプション」と「USB デバッグ」が有効になっている必要があります。Android 11 以上であれば音声も転送することが可能です。
Android を PC に表示し、操作することができます
scrcpy は、USB 接続または Wi-Fi 経由で Android 端末を PC にミラーリング表示し、操作することができる便利なアプリケーションです。Windows、macOS、Linux で使用できます。
機能
- 構成のキャプチャ – サイズ、ビットレート、フレームレート、トリミングされた画面を縮小して Android デバイスをミラーリングします。
- 画面録画
- 接続 – ワイヤレス、マルチデバイス、または SSH トンネル経由
- ウィンドウの設定 – ウィンドウのタイトル、位置とサイズ、境界線などを変更します。
- その他のミラーリング オプション – 読み取り専用、画面をオフにする、タッチを表示するなど。
- 入力制御オプション
- ファイルドロップ
- オーディオ転送 (Android 11 以上)
- 録音
- Android デバイスの画面をオフにしてミラーリングする
- 両方向にコピー＆ペーストします
- 設定可能な品質
- Web カメラとしての Android デバイス画面 (V4L2) (Linux のみ)
- 物理キーボード/マウス シミュレーション (HID)
- OTG モード
仕様
画像
ファイル内容
コマンドプロンプト
ミラーリング
使い方
インストール
1.インストール方法
scrcpy は、インストール不要で使用できます。
- ダウンロードした Zip ファイルを解凍し、「scrcpy.exe」ファイルを実行すると、アプリケーションを起動できます。
基本的な使い方
1. 基本的な使い方
- Android 端末の「開発者向けオプション」を有効にします。
- Android 端末の「USB デバッグ」をオンにします。
- Android 端末を、USB ケーブルで PC に接続します。
- 「scrcpy」を実行すると、コマンドプロンプトの画面が表示され、その後に Android の画面が表示されます。
- Android の画面は、ドラッグで画面サイズを変更できます。
- ドラッグ（スワイプ）やマウスのクリックで画面を操作することができます。
